プレスリリース May 23, 2025

ドイツ銀行、昨年に続き円建て社債を発行、資金調達基盤を拡大

~日本市場への継続的なコミットメントと調達通貨の多様化~


ドイツ銀行は本日、ユーロ円建て債を総額700億円で条件決定しました。本公募債は複数年限による起債で、ドイツ銀行が2024年に9年ぶりに円市場へ復帰して以来の2年連続での発行となり、引き続き投資家からの継続的な関心と市場の信頼が反映されています。

ドイツ銀行はユーロおよび米ドル建てに代わる、調達戦略上の選択肢となりうる通貨での発行を積極的に行うことで、特定のグローバル市場における定例発行体としてのプレゼンスを維持し、競争力のある資金調達条件の確保を目指しています。複数年限による発行は、国内外の幅広い投資家層のニーズに応えることを目的としており、地域を問わず柔軟かつ、安定的に資本市場へのアクセスを提供するというドイツ銀行の「グローバル・ハウスバンク」戦略に沿ったものです。

ドイツ銀行トレジャリー部門のトーマス・リュケルトは次のように述べています。
「私たちは引き続き投資家層の拡大を目指しており、2年連続で日本円市場に戻ってこられたことは、国内資本市場の強さを物語っています。」

ドイツ銀行の資本市場での資金調達は、同行の資本構成を強化し、顧客に対する継続的な成功と財務的安定を支えるものです。今回の発行は、2025年資金調達計画における重要な一歩であり、これにより、年初来の調達総額は80億ユーロに達しました(2025年の資金調達の年間目標は150~200億ユーロ)。

ドイツ銀行グループ、チーフ・カントリー・オフィサーである本間民夫は次のようにコメントしています。「今回の起債は、日本市場に対する当行の長期的なコミットメント、そして幅広い投資家のニーズに対応する柔軟なソリューションを提供することができる能力を改めて示すものです。今後も資金調達基盤の多様化と、主要なグローバル市場における強力な存在感の維持に注力してまいります。」


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